「・・・・っ」


涙が溢れて止まらない。


手紙を持つ手が震える。


優輝


優輝


あなたの気持ち・・伝わったよ。


5年も時間がかかったけれど。


私のこと・・こんなにもずっと愛してくれてたんだね。


私のこと、こんなに心配してくれてたんだね。


「愛美・・」


顔上げると、心配そうなたくの顔。


今は・・そんなたくの顔でさえ、愛しく思えた。


「たく・・・・っ!!」


私はたくの胸に飛び込んだ。


「愛美?!」