中には2つの手紙。


“愛美へ”


そう書かれた手紙を取る。


けど・・


開く勇気がない。


優輝に会えるのに、自分が情けない。


ポンっ


大きく優しい手が私の頭を撫でた。


「大丈夫だから。俺がそばにいる。優輝さんに・・会いにきたんだろ?」


どうして、たくは私が欲しい言葉がわかるのかな?


少し震えがおさまった気がした。


“大丈夫”そう言い聞かせて、手紙を開いた。