文化祭も終わり、またいつもの生活に。


たくさんの実験のレポート作成に追われていて、たくとも全然会っていない。


やっと一息ついて、沙耶と大学の食堂にいたとき。


「川崎愛美さん。」


「はい?」


目の前には知らない人。

「どなたですか?」


「新聞部の者です。文化祭のときに写真を撮っていたのですが・・あなたに写真を渡したくて。」


そう言って、封筒を差し出す。


「あ・・ありがとうございます。」


私は訳も分からず、受け取った。


「いつまでもお幸せに」


新聞部は去り際にそう言った。