ゆっくりと視界が暗闇から、広がって来ると…

目の前のプリントには、合 という漢字と 格という漢字があった。

「えっ、何これ?」
思わずそんな言葉が口から出た。
その言葉が口から出たと同時に、停止していたアタシの思考が動き出す。

これが合格だという事が理解出来たのは、思考が動き出してから随分あとの気がする。