「でも、まありゅらが好きなら、あきらめるわ!」

「美紗もー!」

「ありがと・・」

「りゅらったら照れちゃってっ」

「・・・あ、坂田ってやついんじゃん」

楓の指の先には坂田がいた

「あってきなよ!!」

「そーだよ」

「メアドGETしなきゃ」

「でも・・・」

なかなか実行しない私にしびれをきかしたのか

「も!美紗ついていってあげるから!」

美紗がついていってくれることに

「結局は、あたしもほしいだけなんだけどねッ♪」

「アハハッ」

いつも美紗はそういうけど、本当は

心の優しい人であたしを支えてくれている

「坂田―!っていうひとーー!!」

美紗って大胆だな

「・・・おれ?何なに?」

坂田もノリノリ
だからもてるんだよね~

「美紗っていうんだ!あたし、そだ、メアド交換してやってよ」

「誰と?」

「美紗と、りゅら!」

「あ、りゅらじゃん!小さくて気付かなかった」

カチン

「あははっ、坂田おもしろいね!りゅらね、あんたのこと好きだって!!」

・・・話が違う方向に行ってるような