「・・・」

無言が続く

耐えられなくなった私は

「わんちゃん・・可愛いなあっておもって・・アハハ」

「犬?」

「そう、犬!」

「・・・ぷ、わんちゃんて、お前子供か!」
・・・坂田って全然いいやつじゃないじゃん
でも、笑っている顔はムカツクほどかっこよかった

「いいじゃん、、別に、もう帰るから!じゃあね!」
ふくれっ面で帰ろうとすると

「おい、待てよ、触って行けよ!犬好きなんだろ?」
と引き留められた

「・・・。ちょっとまって、ここ坂田くんの家なの?」

「そうだけど・・・」


この豪邸が、この人の家だなんて・・・