「え…ま、松坂が先だろ~お前も見せろよ」


俊太郎はそう言って自分の点数を隠す。



「い、いやよ」


「なんでだよ?あ~お前点数低かったんだろ!?」



さっき咲に言った言葉をもう一回言いやがった。



「………悪いけど何よ」


「何点だよ?」


「………に、にじゅう」



調子こいた中山にムカついて答えてしまった。
言ってしまってから気がつく。



あ、あたし言えるほどの点数じゃねぇ!!



「………えっ?」



ほら、中山も驚いてんじゃん
あいつもどうせあたしより点数取ってんだ…



悔しかった。


が、


.