｢由美、気にすんなよ｣


｢そーそー無視無視｣




千景と咲にそう言われ友情って素晴らしいって思った。








屋上につくとガラーンとしていて誰もいないようだ。
授業中だから当たり前なんだけど。






｢で、どうすんだよ由美｣


｢ん？｣



千景がニヤニヤしながら聞いてくる。




｢飛口のことだよ、さっきも見たろ？ファン共に目つけられんぞ～｣




うん…そのことなんだよねー。




｢でも好きなんだもん｣




｢にしてもさー由美振られすぎだよねぇ｣




キャハハと笑う咲に二度目の殺意が芽生えた。




｢うるさいうるさーい一回も振られたことがないあんたに言われたくないですー｣




咲は顔も可愛いしスタイルもいいしかもモテる。振られたことなんてないだろう。




｢えーそれ関係ないって｣


｢関係あるのっ ふん｣




そうこう言ってると誰かが屋上へ来た。





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