｢聞いた!?准ちゃん、蓮くん!!｣


｢へェー｣


｢うん｣



蓮は携帯をいじりながらそっけなく言う。二人は別に驚いてないようだ。




｢言ってるそばから……｣




溜め息しかでない咲である。




｢でも最近会う回数減ってない？高校入ってから｣




その瞬間に咲の顔が曇った。



｢そ、そー？｣



｢そうだよ、もしかして最近うまくいってないとかー？｣



冗談で言ったつもりだった。




｢………そー見える？｣





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