「あれぇ…由美知らないの?由美が告白した人って噂の学年一モテてる飛口准らしいよー」







「えェェェーっ!?」




叫び声が教室中に響きわたり准と目が会う。



途端にバッと目を離す。



なななっ



なんだとォォ?



そんな大物にあたしは告白したのか…




恥ずかしくなってきて両手で顔を隠す。



「どんまーい」



あははっと笑う咲に殺意が芽生えた。




「咲ぃ…どおしよ~」


「えー友達から始めるんでしょ?頑張って」



いや、頑張ってって…
頑張るけれども…
自分バカ!!バカすぎる…
名前も知らなかったし、同じクラスだったなんて初耳だよ。





「あ、先生きたよ」





みんなが席へついていく。
あたしは准くんと目を合わせないようにして席についた。





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