咲は具合が悪くなりフラフラと保健室へ歩いていく。



「もー…だるーい」


「細川さん」



後ろから声が聞こえて振り向く。





「…え、飛口…くん?」





さんと呼ばれたからにはくんと呼ぶ咲。





「大丈夫?」


「あ、うん…」





まさかの展開に驚きを隠せない。





「あの…どうしたの?」


「あー…俺保健委員だから」





たしかにそうだったような気もするがここまでしてくれる理由はあるのかないのか。





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