するとドアで自分を呼ぶ声が聞こえた。 「由美ー現国の教科書貸してくんねー?」 千景である。 「あ!!千景さーん、おっは~」 俊太郎が割り込みしてきた。 千景はお前なんか相手にしないっつーの。 「うっ……お、おう…」 思いがけない千景の言葉に目が飛び出そうになる。 「千景!?どうしたのあんた…」 「え?ま…まぁいろいろな…」 苦笑いな所から好きでやってるわけではないらしく安心した。 .