「あ 千景さんバイトだめだってよ」


コイツ馬鹿ァァァー!!



もう苦笑いするしかない。



弱みを握られたようなもんだ。



「へぇ~…でも俺言わないよ!」



千景さんの為たから とクサい台詞を言い放った。



「…おー頼む」

「まっかせなさいっ」



心配だ。
コイツは心配だ。



自分がバイトをしているのは由美も咲も知らない。てか知られたくない。





雨は完全にやんでいた。




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