「なんでなんで!?なんで千景さんがここにいんの!?」


やはりコイツは馬鹿である。


「うっせー!!働いてんだよ!!」



瀬品高校はバイトが禁止であるためバレるとまずい。
にも関わらずこの馬鹿にバレてしまって千景は相当ショックである。




「えーまじでー?俺びっくりしちゃったーこのコンビニ俺ん家から近いの~」




千景の心境は知るかァァ!!である。




だが実は千景も何気に家が近い。



「お前早く帰れよ!!」


「えー嫌だよ~だって運命じゃね?これ運命じゃね?」



やはりコイツは大馬鹿だ。



「運命じゃねーし」

「あれ…たしか俺らの高校ってバイトOKだっけ」



ヤバい。
気づくな~
気づくなよ…



急に生徒手帳を取り出す。





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