「じゃあ、王様と~……」



そう言いかけて俊太郎は目を細め千景の紙を透視しようと試みる。



「な、なんだよ…」



ジーッと見られて焦る千景。




「ん~………んんっ?んっ!!」




何かひらめいたらしい俊太郎。
果たして数字は透視できたのか。




「王様と3番がちゅーだァァァァァ!!」




「………おま、なんつった?」




ピクピクしている蓮。




「え、王様と3番がちゅー………」



そう言って千景を見る。



「あたしじゃねぇ!!」


「あたしもー」




千景でも咲でもない。




と、いうことは…………





「え、れれっ蓮くん!?」


「俺じゃねぇ」






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