「メイちゃーン、この問いやって」
数学の先生の言葉にあたしはニコッと笑って席を立った
あたし、早見芽以(はやみめい)は華の女子高生。
っていっても…実際は違うかも。
華なのか??
黒板に書かれた問をじっと見つめ、チョークでささっと書いて席に着く
「…はい、まるー」
あッ合ってる!!ちょっと心配だったんだよね。
「メイちゃんって左利きだったんだァ」
え…?
その声に胸が高鳴る
あたしの方を向きニカッと笑ってる
か…格好いいッッッ
涼君。
「左利きって頭いいらしいょw」
だれか他の子がそんなコト言ってる
「……///」
何照れてんの、アタシ!!!
たぶん真っ赤になっているだろうその顔で涼君をチラッと見た
涼君…あたしの好きなヒト。
高1の時に一目惚れしたヒト。
みんなから頼りになるヒト。
後輩からも誰からも好かれてるヒト。
そんなコトを考えていたら彼と目が合った
「…ッッ…////」
は…恥ずかしい。。