ふと、空を見上げる。

いつも
青い空は凛と澄んでいるのに、
今日は違った。

まるで、空が傷を負い
泣いているかのようだった。

そして その空は
今の私とまるで同じ。

「お前も悲しいの?」
話しかけても、
空は応えることは無いが
何故か自然と話しかけていた。

それは、
きっと空を近くに感じたからだろう。