「”も”ってことは誰か他に一緒なん?」


直人が私の言葉に鋭く反応する


コイツ?はいつもそうだ

結構細かいところまで見ているし、聞いている


だから結構気が利くし、モテる(?)のかな。


私にはわかんないけど(笑)


「・・・あー、ほら、一緒一緒」

指をさした先には


”高城祐介”


の文字


私は心無しか嬉しそうにしてたみたいで



「・・・いいなー、ラブラブなヤツはよー」


と直人はしょげてしまった。


「だけど祐介一緒だったら楽しくなりそうだなー」


しょげてたと思ったら一気に立ち直る


そんなところも良いヤツ・・



このときアタシは直人の”ホントウノキモチ”になんて



気付いてなかったんだ