「どうぞ」


ドアを開けて、中に招き入れる祐介


気が利くんだね(笑)



「おじゃまします」



中に入った


小さい頃にきたときとあまりかわりなかった。



あれ、靴がない?



そこにはいつもあるはずの、おばさん、萌帆ちゃん(妹)の靴…というか、一足もなかった。


「みんな出かけてんの?」


「あぁ、萌とお袋は婆ちゃん家だよ、泊まり」



今家には二人だけ…