俺はいったん手を動かすのをやめてベッドに座る




「なぁ彩音……?」



彩音は呼吸を整え、起き上がった


「……なに?」



「いつになるか分からないけど、俺が大学卒業してちゃんとした社会人になったら……」




俺は用意していた、指輪を取り出す








「結婚してくれる?」





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