「あぁそうですよね!」
『すみません・・・』
「いえいえ」
何がそうですよねだ!
一緒にとりたかったなぁ・・・
負けるなアタシ!
次はUFOキャッチャー!
「じや、コレしましょ!」
『これは何をするんですか?』
「これはね。こーして」
『すくうのですね?!!』
「そうそう!これがゲームですよ?」
『ほほう。ここは僕が!』
とケイさんはまた張り切っていた。
ところが何にも獲得できなかった。
『むずかしいですよー』
「ふふふ。面白い」
それからゲームセンターでは
何時間もゲームに熱中していた。
ケイさんはあたしのレッスンを
かなり真剣に聞き入っていた。
メモをとる場面まであった。
面白いの。魔法使いなのに。