チュン…チュンチュン… 「…鳥?」 読んでいた本を置き、椅子から立ち上がる。 白い枠の窓に駆け寄り、外を眺めた。 チュン…チュチュッ… 窓からみえる屋根にいた黄色い鳥は何かを見つけたのか羽を広げ飛んでいった。 「……」 トントンッ! 「!…はいっ。」 「失礼します。」 パタン… 「何?」 「お父様からのプレゼントです。」 淡いピンクの布に包まれた大きな物体がテーブルに置かれる。