「平井?お前にとって幸せって何だよ?テストでいい点取ることか?部活でいい成績残すことか?彼女ができることか?金持ちになることか?…なぁ平井、お前の幸せって一体何なんだ?どうなったら、平井は自分が幸せだって言えるんだ?」
「俺の…幸せ…」
「テストでいい点取れるのは何でだよ?部活でいい成績取れるのは何でだよ?…いろいろ理由はあるよ、そりゃあ。だけどさ、全部…全部大元をたどってったら……“生きてるから”じゃねぇのかよ?お前は生きてるんだ。やろうと思えば何だってできるんだぜ?どうしてそれを、“幸せ”だって思えねぇんだよ??」