「…だからさ、だから俺は、どうしても教師になりたいんだ。生徒に教えるだけじゃなくて、同時に自分も成長できる職業…何か、すごくねぇ?」 かっこいい、と思った。 片岡先生の目はきらきらと輝いていて、思わず見入っていた。 この人みたいになりたい――… 俺はこの日、心からそう思った。