高校2年最大のイベントと言える修学旅行が近づいてきた。



俺は片岡先生の姿を見つけるやいなや、



「先生!」



と叫んで駆け寄った。



「先生は修学旅行一緒に行かないんですか?」



「うーん、行きたいのはやまやまだけど、行けないんだよなぁー…。」



「そうですか…残念だなぁ…。」



「ま、だから俺の分まで楽しんできてくれよ!」



「…はい!」