「…おう、早かったな。」 「早歩きで来たからな、そりゃ。」 「そりゃご苦労さん。座れよ。」 「…あれ?」 そのとき俺はあるものに気付いた。 机の上においてある、ちょっと懐かしい雰囲気のあれは… 「ひょっとして…オセロ?」 「あー、そうそう!部屋の掃除してたらそれが出てきて。何かやりたくなってさぁ。」 「へぇ、最近やったことないや。」 「だろ?だからやんねぇ?」 「よし、やるかぁ。」