「持っててくださいでしょ」


修斗からバックを受け取る。


これが意外に重いんだよね。


修斗のバックをベンチに下ろして、自分も隣に座る。


「変わってないな」


私は公園を見回した。


すべり台が2つに、ブランコが1台。


砂場にジャングルジム。


遊具の反対側には、広い砂のグランド。


サッカーコートが一面取れる広さ。


修斗がゴールに向かって、ボールを蹴った。


「ねー修斗」


聞こえるように、少しだけ大きい声を出す。


「なんだよ」


少しだけ大きな、修斗の声が返ってきた。