帰ろうよ~って声かけても、もう少しって言葉しか返ってこない。
私が何回も帰ろうって声かけるから、修斗が怒って里穂だけ帰ればいいだろって言ったんだよね。
「俺なんか待ってなくていいのに、いつまでもベンチに座ってんだよお前」
「だって、帰るの同じ方向だし。17時過ぎるとすぐ暗くなるんだもん」
一人で暗い道を歩くのが嫌で、いつまでも修斗がボールを蹴ってるのを見てた。
でもだんだん暗くなってきて、一人でベンチに座ってるのも怖くなってくるんだよね。
で、修斗~って声をかける。
「何回も俺の名前呼ぶから、うるさくて」
「ひどっ」
「ベンチの方振り向くと、今にも泣きだしそうな里穂がいて。俺かなり慌てたし」
「なんで?」
「だって俺が泣かせたみたいじゃん」
「実際そうじゃん。修斗がなかなか一緒に帰ってくれないから」
「近づくとマジで泣いてんの。俺、何回ごめんって言ったかわかんないし」
確かに、私が泣いてるのを見て修斗は何回も謝ってた。
私が何回も帰ろうって声かけるから、修斗が怒って里穂だけ帰ればいいだろって言ったんだよね。
「俺なんか待ってなくていいのに、いつまでもベンチに座ってんだよお前」
「だって、帰るの同じ方向だし。17時過ぎるとすぐ暗くなるんだもん」
一人で暗い道を歩くのが嫌で、いつまでも修斗がボールを蹴ってるのを見てた。
でもだんだん暗くなってきて、一人でベンチに座ってるのも怖くなってくるんだよね。
で、修斗~って声をかける。
「何回も俺の名前呼ぶから、うるさくて」
「ひどっ」
「ベンチの方振り向くと、今にも泣きだしそうな里穂がいて。俺かなり慌てたし」
「なんで?」
「だって俺が泣かせたみたいじゃん」
「実際そうじゃん。修斗がなかなか一緒に帰ってくれないから」
「近づくとマジで泣いてんの。俺、何回ごめんって言ったかわかんないし」
確かに、私が泣いてるのを見て修斗は何回も謝ってた。