次の日は部活がなくて、いつもより早く帰ることができた。 俺は家に帰りながら、ハルトに携帯で電話した。 「お?どうした?」 ハルトはすぐに出た。 「ちょっと聞きたいことがあって。」 「?」 「…逆は…言えるのか?」 「……逆?」 ハルトは俺の突然の質問に少し驚いたのか、しばらくしてからぽつりと聞き返した。