「マリア、…ちょっといいかしら?」

姉様は、とても深刻そうな顔をして
話しかけてきた…。

「姉様?いいですよ。

どうなさったんですか?」

姉様は重い口を

開くかのように、

ゆっくりと

話しはじめた……。

「…あなた、天使なのに

悪魔と…地界の、
次期…王になる者と、

付き合っているって……本当なの?」

「…なんで、ですか?」

「…この間、
2人があの森にいるのを偶然にも……
見てしまって…。」


そう、マリアがアレンに告白していた時

…偶然にもそこに
アリスも存在し、

様子を見ていたのだ。


「…私は別れる気は無いです。」

私は絶対にアレンのそばから離れない…!