「まぁ、とりあえず座りなさい。」


そう言われて座ったが、まぁ、怒られなかったからいいか。





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はぁ、疲れた…。


あれからたくさん変なことがあるうえに、女子たちからの視線がきつく、すごく疲れた…。



まぁ、ここは寮だから、帰る時間は省けたけど…。


そう言って、説明会の時に案内してもらった寮の場所へと向かった。





五メートル程あるけば、ほらほら見えてきた。



…ラブホキューティー。




「は??」



そりゃ、目を疑ったさ、この前まで白く綺麗だった寮の建物が、全体がピンクになって大きな看板を貼ってあるんだもん。




「なんで…?」


場所を間違えたのかな…?
と思って説明会の時にくれた地図を開いたが、場所はあっていた。
この前と場所は一緒なのになんで…。




「やぁ。おじょうさんどうしたんかの」


おじいさんの声が聞こえ、後ろを振り向くとまたまた驚いた。