ピンクの派手なTシャツに、文字が

ラブホキューティーとかかれていたのである。



「あの…。」


このさいだれでもいい!とりあえず聞いてみよう!


「ここにあった寮は…?」




「あぁ。あれの。あれはな、無くなった。」


笑顔で話すじいさんに、いっぱつくらわしてやりたいと思った。




「は?!無くなった!??」


あぁと頷くじいさんはまだ笑顔だ。




「ありゃ?全員に手紙は出したんじゃがのぅ…。」



申し訳ないのぅと今度は哀れな顔をするじいさん。



うっ…。



「じゃぁ…寮がなくなったんじゃ家に帰るしかないんですか?」


あぁっとまた笑うじいさん。




でも…あんな家帰りたくないよ…。



あんな…いえ…、、




「じいさん!お願いだから寮返して!」


「はぇ?」



「だから返して!!家になんて帰れないのよっ」


気づけばじいさんに頭を下げていた。

…ぷ・プライドを捨てでも家には帰りたくない…。




「やっぱ…無理ですよね…。」