麻衣の部屋に戻り、私は散らかったままになった空きビンやお菓子の袋を片付けた。


麻衣は幸せそうに眠っていて、時々寝言が聞こえた。


部屋に掛かってある時計を見るとまだ朝の5時。


もう一度寝ようかと思ったけど、眠れそうになくてあきらめた。



何もすることがなくて、カバンから携帯を取り出した。


ほとんど鳴ることのない携帯。

開くとメールが一通届いていた。


誰からかなんてすぐわかる。



そう思いながら、ボタンを押した。


やっぱり、長谷川さんからだった。