…う、ごもっともで御座います…反省。


「まぁ、反省すれば良しとしよう。それでじゃ、貴子は、あの幸雄が所属する部活が停滞するのは良しとは思わなんだな?」


あたしは爺の言う事に少し違和感を感じた。


何故か?


科学部の当面の目標は爺捕獲作戦だからだ。


そして中心に居るのが幸。


他の事なら何でも協力するのだが、この一件に関しては、あたしは協力でき無さそうな感じがする。


「うん、直接関係無いのに、なんでだろ?」


爺はあたしをちらっと見る。


「ほう、関係無い…のう…」


爺の態度をあたしは、大いに不審に思った。