「じゃ、一回、良平に会わせろ」


「なんでですか?」


「俺が同じ病院で、お前とは昔から友達で、俺には…好きな女がいるって知ってもらっとけば、どこの男かわからないより、少しはマシだろ?」


「そうですね!会ってもらえますか?」


「俺は構わないよ」


「ありがとうございます。お願いします」


私は先生の気持ちに気付かないまま、先生に甘えていた