来月は一緒にお泊まりだもん


誰にも言わないけど


私が座っていたソファーの隣に葵も座る


「良平、ああ見えて昔っから照れ屋だし、あまり自分の気持ちを口にするの、苦手みたいだけど…楓、待ってあげてね」


「うん…わかってる」


葵は本当に良平のことを気にかけてるね


「これで私、良平と楓のこと心配しなくて、真治とベビちんのお世話に集中出来るわぁ(笑)」


「真治くんのお世話もあるの?大変だね(笑)」


私は葵と久しぶりに笑った


良平と真治くんが病室に戻ってきたのはそれから20分程経ってから


産後、長居をするのはあまり良くないので、私と良平は帰ることにした