「良平?大丈夫か?」


真治が俺の顔を見ながら心配そうに言う


「ああ…楓、そいつと付き合ってんのかもしれねえな」


俺はショックを隠せなかった


「まぁ二人でいたから、恋人同士には見えたけど…良平も会ったりしてるんなら、ただの友達かもしれねえな」


真治なりにフォローしている


「たまに誘われて、会うくらいがベストなのかもしれねえな…俺とアイツはさ」


「試しにお前から誘ってみたらいいじゃん」


「そうだな…暇があったらな」


「なるべく早く誘ってやれよ!それだけ言いに来たんだ。じゃ、俺帰るわ」


「おう!葵とオバチャンによろしくな」


真治は手を上げて部屋から出て行った