「どうぞ、入って」
自分の部屋のドアを開けながら言うと、コウスケは「ありがとう」と言って、遠慮がちに部屋にあがった。
「テキトーに座ってて。コーヒーでも淹れてくるから」
アラタの時と同じように、コウスケをリビングに置いてあたしは台所に向かった。
どういうわけか、コウスケはさっきアラタが座っていた所と全く同じ所に座っている。
なんとなく申し訳ない気持ちになる。
1日のうちの、しかも短時間で部屋に2人の男を連れ込んでるけど、いいのかな?
事情を知らない人が聞いたら、完全に魔性の女だと思われるだろうな。
まぁ、別にいいか。
ガシャガシャと音を立てながらコーヒーを淹れていると、コウスケがリビングから声を掛けてきた。
「もしかして、俺がここにくる前に他に男がいたんじゃねぇ?」
ギクリとした。
動揺するような事は一切していないはずなのに、ものすごく後ろめたい気持ちになった。
アラタと付き合っているわけでもないし、コウスケと付き合っているわけでもないのに、恋人に浮気がバレた時のような感覚にとらわれた。
自分の部屋のドアを開けながら言うと、コウスケは「ありがとう」と言って、遠慮がちに部屋にあがった。
「テキトーに座ってて。コーヒーでも淹れてくるから」
アラタの時と同じように、コウスケをリビングに置いてあたしは台所に向かった。
どういうわけか、コウスケはさっきアラタが座っていた所と全く同じ所に座っている。
なんとなく申し訳ない気持ちになる。
1日のうちの、しかも短時間で部屋に2人の男を連れ込んでるけど、いいのかな?
事情を知らない人が聞いたら、完全に魔性の女だと思われるだろうな。
まぁ、別にいいか。
ガシャガシャと音を立てながらコーヒーを淹れていると、コウスケがリビングから声を掛けてきた。
「もしかして、俺がここにくる前に他に男がいたんじゃねぇ?」
ギクリとした。
動揺するような事は一切していないはずなのに、ものすごく後ろめたい気持ちになった。
アラタと付き合っているわけでもないし、コウスケと付き合っているわけでもないのに、恋人に浮気がバレた時のような感覚にとらわれた。