長い廊下の突き当たりに
あった部屋にエリーは足を
踏み入れた。
続いてエリックが部屋に入ると
扉が勝手に閉まった。



「…気になってる??」

「…何の事ですか??」

「軍の事。
さっきの化け物の事。
何故私がここにいるのか」

「…」

「今から来た道戻ったら、
貴方間違いなく殺される」



優しく言っているのか、
冷たく言っているのか…
分からないような
声のトーンでエリーはエリックを
ジッと見据えた。
エリックの首筋に
冷や汗が流れる。



「…あの化け物は??」

「軍人の成れの果てよ。
46部隊が主だけど…」

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