思いもよらぬ出来事に
エリックはただその場に
立ち尽くした。



「ふーん…。
46部隊になったんだ。
まぁ、いいけどね」

「…??」

「とにかく乗って。
奴らがまたここに
集まりだしてる」



エリーは黒いスポーツカーに
乗るようにエリックに促した。
確かに先程までは
気付かなかったが、
あの化け物達の雄叫びの
ような咆哮がどこから
ともなく聞こえていた。
このままここにいたら、
間違いなく殺されるだろう。

エリックがスポーツカーの
助席に座ると、エリーは
すぐにスポーツカーを
発進させた。