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「エリック、今回の任務は
いくらお前でも難しい」

「…分かっています」

「命さえも落としかねん」

「??」

「お前は"憧れていたエリーに
会える"と楽観的な考えを
持っているかもしれんがな」



明らかに様子がおかしい
ハルクはエリックを見ながら、
"この任務は降りるべきだ"
と目で訴えていた。

エリックはそれほどまでに
危険な任務なのだと
身に染みて感じていた。



「今まで何人もの隊員が
その任務についた。
もちろん、俺もだ。
だが、ある者は殉職、
ある者は恐怖のあまり
精神異常者になった」

「一体何が…」

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