書類には女性の顔写真、
女性の特徴などが
記されていた。



「この人は…」

「うん。君も
よく知ってる人だよ」



キンブリーはそう言うと
後ろにあるスクリーンを
見るように促した。



「君の今回の任務は
セントラル・マリンでの
任務だ」

「え??無人の都市で
何の任務があるんですか??」

「…無人ではないんだよ」



キンブリーは深く溜め息を
付き、頭を悩ませて
いるかのような素振りを
見せた。

スクリーンに映されたのは
現在のセントラル・マリン。
手入れをされることが
ない為か、草木は生い茂り、
まるで廃墟のような
建物が並んでいた。