ぁたしは、その夜
悪夢を見た。

お父さんとお母さんが
また喧嘩をしていた。

ぁたしが止めに入ると
「もう、喧嘩は終わったから大丈夫」
2人とも幸せそうに笑っていた。

しかし
二人の足を見た途端、
ぁたしは凍りついた・・・

二人の足が片方ずつ入れ替わっていた。
血がたらたらと流れているのに
二人は笑っていた。
「これでチャラよね?」

意味が分からない!

辞めて・・・
やっと目が覚めたら
お父さんは、もういなかった。


それからお父さんは週に2日ぐらいしか帰って来なくなった。

でも帰って来た日には必ず寝る前に
お土産に買って来てくれた絵本を隣で読んでくれた。

ぁたしは、それで良かった。
もう喧嘩もない。

幸せには、ほど遠いけど
だけど・・・それで良かったんだ。