そんなある日
「出て行けや!
お前なんか死んでしまえ!」
「少し落ち着け。
死んでやるから・・・。」
そんな声が聞こえて、ぁたしは一階の居間まで降りて行った。

「お母さん?
お父さん?」

「あやは寝ときなさい。」
お母さんは泣いていた。

「でも・・・
ぁたしが寝たら、お父さんいなくなっちゃうんでしょ?
だから、絶対寝ない!」

「大丈夫よ。
お父さんは、お前を残していなくなったりしないから。」
お父さんも泣いていた。

「嫌だ!
もう毎日毎日辞めて。
ぁたしには何があったのか分かんないけど・・・
でも全部ぁたしが悪かったって事にしていいから。
ぁたしに二人とも当たったらいいじゃん!
ぁたし我慢するから。
お願い。
もう・・・やめて・・・」
涙が出て来た。
ただ、
普通に幸せにくらしたいだけなのに・・・。

「ありがとう。
分かったよ。
もう辞めよう?なぁ?」
お母さんは渋々うなずいた。