『ねえ、アタシの気持ち気づいてる?』

はっ?気づいてるよ。


『しらねー。』

好きだから意地悪したくなるんだ。


【好きなの!!!気づけよ!ばーか。】

『はっ。気づいてるし。お前こそ』


『はっ?』


『女の癖に告ってんじゃねーぞ。
そんなんじゃモテねえよ。女なら女らしく待ってろよ。』


『え?』


【お前こそ馬鹿なんじゃねえの?俺は馬鹿なお前が好きなんだよ!!!】

『馬鹿、馬鹿うっさい。』


アタシ達はお互い、どうしようもないくらい不器用で馬鹿で。

似たものどうしだからこそお互いを受け入れてお互いを愛しあったんだよね。


初めっから素直になってればよかったのに。

なんて今のアタシ達にはどうでもいいこと。