「ごめん…私…」


「何泣いてんの?」


一歩が私の頭を軽く抱いて、髪にキスしてくれる


…きっと傷つけたよね、ヤらせてくれない堅物女だって、私のこと嫌いになったかな


「…鈴、昨日より、さっきよりオレんこと好きになった?」


「うん…」


コクっと頷くと


私の髪に、顔をうずめて一歩がささやく


「じゃあいーや、ちょっとショックだけど…鈴がいいって言うまで待つよ」