どうしよう…


ここでいい?って、そういう意味だよね


えっと…何か怖いし、どうしたらいいかわからない


私の頭の中にあるのは、小説や友達の話から得た情報だけ


おじさんもリスク高いって言ってたし…


私が一歩の顔を見つめたままでいると、少し不安そうに顔を近づけてくる


「…怖い?それともオレとはヤダ?」


「…え?」


「もっともっと…オレのこと好きにさせるから、だからオレの知らない鈴を、もっと見せて」


そう言って、一歩は顔を少し傾けて私の唇に微かに自分の唇を合わせる