「うぅむ…」


眉を寄せるおじさん


「ダメですか?やっぱり年下なんてね…相性もきっとサイアクですよね」


サチの手の中にある一歩の写真、いつもの爽やか笑顔じゃなく


そこにあるのは余裕な彼にしては珍しく、見たこともない、思いっきり照れた感じの顔だった


「サチ、これいつ撮ったの?」


「昨日だよ、帰り職員室寄った時、中等部の靴箱の所で会ったんだ~


ここって人相占いもやるって聞いてたからね!用意いいでしょ?」


サチ美人だもんね…もしかしたら私にちょっかいかけるのは


いつも私と一緒にいる、サチのことが好きだからとか?