「ちょっと彼の写真見せて」


おじさん、分厚い本をパラパラめくり、一歩の誕生日と名前を鑑定した後


私に写真を要求した


「えぇっ、写真!?そんなのないよー」


私がそう言うと、横に座ってるサチがニヤッと笑う


「私が持ってる!こんなこともあろうかと、一歩くんの写メ撮っといたんだ~」


「準備いいね…私も欲しいけどなかなか撮る機会なくって」


「後でメールしたげるね」


サチはそう言うと、一歩が写った携帯の写真をおじさんに見せた