やっぱり…このままにしてちゃダメだよね


「一歩、待ってよ…今の…何?」


先に歩く一歩の背中に向かって声を発した


「ごめん、迷惑だったよな?困った顔してるし」


一歩は足も止めず、大したことなさそうにチラッと私の方を見た


「迷惑じゃないよっ、何でそういうこと言うかな


か…一歩は初めてじゃないから…今みたいに普通にしてられるんでしょ?


私、初めて…キスしたんだからっ、他の子にするみたいに、簡単に考えないでよ」